キャンプ場で肝心要の水問題を完全に解決したの巻

もう春です。
春なのに昨年秋の動画を公開しているってのはどうなんかと思うんですが、なかなか時間も取れず…というか編集に時間がかかる…というか、モザイクがめんどくさいと言うのが本音ですが、まぁ仕方がないので時間を作ってさっさとこのシーズン2動画を終わらせたいと意気込んでおります。
たぶん、もうあと2作程度で終わりそうですが、できればあと1作で終わらせたいと思っております。

さて、今回の動画は林道開拓の終盤です。
道路を作るには、上の水溜りというか池?実際には井戸になるようなところで、山の上から流れてくる伏流水を溜めておいてそこから下まで流すと言うことをしなければ、地盤がぐちょぐちょになって道路を固められないので、全ての水分を流せるわけではないにしろ、できるだけ多くそこから下へ流していく工事をしておかないといけないわけです。

そこで、会所枡を使用して、ジャバラパイプをブッ込んで地中に水路を作っていくのです。
カイショマスってなんでんの?と思った方は都会っ子ですw
そもそも、会所枡なんて設置することもなければ見たこともない人の方が大勢だろうと思います。
かく言う私も今回初めて見たわけですが、今では大阪の配管専門店などで会所枡の蓋を購入したり塩ビ管を買って取水ポンプをDIYしたりして今ではすっかり会所枡っ子ですw(謎)

目次

まず会所枡って何よ

会所枡

この会所枡、おそらく塩ビ製品だと思いますが、とっても安価で扱いやすいし丈夫です。
通常、コンクリート製の会所枡(雨水枡とも言うかも)が一般的に普及しているんかなと思います。
コンクリート製のものは普通に街中でもU字溝の間に設置されているのですが、この会所枡は都会では見当たりません、と言うか大阪市内では見たことないですたぶん。

それはおそらく材質の問題かなと思います。
この塩ビ製会所枡は安いし丈夫かもしれませんが相性的にはコンクリートやアスファルトには合わず、やっぱり土のあるところが合うんじゃないかなと思います。
という事から、やっぱり田舎の方がメジャーなのでしょう。
ここは奈良県なので一般的に使う場所はあるのかなと思います。

とにかく、この会所枡はうちのキャンプ場では活躍してくれるでしょう。

ところで水質はどうなんだ?

山の水の水質

そしてその山の水、すなわち地下水ではなく山の堆積土砂と岩盤の間に流れる「伏流水」で、もっというと、その岩盤を通り抜けてきた天然の浄化水というのはどれほど綺麗なのか?

実際に水質調査をするとどの程度数値的に優れているのか?というのをやってみました。
アマゾンで購入したこの水質調査キットはいっぱい試験紙が入っていてとてもコスパよくリーズナブル!
ただ簡易検査なので、水の浄水レベルはわからないし、細菌などの有無なんかもわからないです。
とにかくは元素レベル?で基準値に沿ってクリアしているかどうかという事しか判らないですが、これはとても重要なので調べておかないといけないでしょう。
まぁ、まず汚染はされていないでしょうから大丈夫だろうと思いながらやってみたら、思いの外ものすごくキレイな水だと分かったのです。
でも動画で見ると茶色くて濁って汚いように見えると思いますが、それは底部に堆積している土砂であって、上の水自体は透明感があってとても綺麗なので、当然の結果と言えば当然です。

実は、この山のある一帯は、この大和高原の最高峰に位置するらしく、奈良市の水源である布目ダムに流れ込む最上流の地でもありますので、綺麗な水で当たり前なんですが、今後も、これをしっかり保全していけるようにしたいものです。

とっても可愛そうなお知らせ

サワガニ

この井戸予定地という溜池にはいつからなのか定かじゃないですが、サワガニが棲みついていました。
なんでこんな所にカニがいるのよ(笑)
山の中まで必死こいて横歩きで登って来たというのか?
そんな勾配のある長い道のりを、わざわざ登ってくるもんなのか?
下には沢があって、そこならまだ理解できるけど、ていうか、この溜池は掘削したから池になっているのであって、そもそもはジメッとした湿地なだけであって水たまりはほぼ無かった所。

ほんと不思議な事です。

でもねサワガニさん、せっかく住み心地の良い環境を手に入れたんだろうけどさ、悪いけどここもう一回水抜いて掘削するんよね。
ごめんねサワガニさん。

素揚げにはしないけど、水揚げしてしまうかもだけどすんませんな(笑)

という事で、サワガニが生息している水場という事なので、やはり水質はバッチリ良しという事が証明されたかな?

ちなみにこのサワガニのくだりは、皆が楽しんだシーンでもありました。
ただのカニで大人が大盛り上がりする、そんなキャンプ場開拓現場でした。

アイオンで岩を砕けるのか?

アイオンブレーカー

今回、岩盤があるという事で急遽アイオンつきのユンボを投入!
この辺一帯、大和高原自体が花崗岩の岩盤の上に土砂が堆積した地域ということもあって、例外なくうちの山もその一環として地盤は岩盤です。

ただ、所々は岩が無い所ももちろんあるのですが、だいたい岩にぶち当たります。
なので、地面を掘るということに関してはかなりの難題が出て来ます。

何が難題かと言うと、この花崗岩は風化していると脆く崩れて白マサと言われる白い真砂土になります。
そうなんです、この山は大量の真砂土の宝庫なんです。
ただ、その花崗岩もそういったボロボロと崩れるものもありますが、まだまだ現役でっせ!と言わんばかりの硬い硬い地層があって、そこが全く砕けてくれないのです。
この溜池の地盤も岩ですが、このアイオンでガガガとやっても破れないし削れない硬い硬い地盤だったので非常に困難を極めました。
でも、ようやく一部柔らかいところが見つかって、そこを集中して掘削できたのでなんとか会所枡の設置に踏み込めました。

これは本当にやばいです。
全く開拓が進まないので、非常に困難を極めてしまう部分だと思います。

そしてその予感は後々に的中するのですが、その動画は次のシーズン3に登場して来ますので、どんな困難が襲ってくるのかお楽しみに!(笑)

なんとか据え付け完了

会所枡の据え付け完了

やっとこさ会所枡の設置が完了した。
岩盤恐るべし!
これでなんとか大雨の際の水害も防げるでしょう。
それ以上に、この水管理システム(笑)ができたことによって、下のエリアで水が存分に使えることになります。
これはとても重宝するものですし、水が豊富に使える山林のキャンプ場というのは、もうこれだけでも素晴らしい事だと思っています。
実際に、水が出ないところや、水を遠くの川から引っ張ってくるしか無いようなキャンプサイトもあると思います。
逆に、水はあるけど温泉はないので、うちの山からすると温泉が近い、もしくは実際に温泉が湧いてるというキャンプ場は羨ましい。
そんなキャンプ場にできればいいんだけれど、やっぱり温泉を掘るのはお金がかかり過ぎる上に、それで必ず湧いてくるかというとまた別問題なので、そんな高額を注ぐようなギャンブルはできない。

でも、温泉を掘り当てたい!
これは今のところ最大の夢であります。

設置完了した会所まずと溜池

次回は、さらに開拓が進み、林道の舗装とジャバラ埋め立てての会所枡追加の工事など、これまでの林道の姿が一変して変わる動画を公開できると思いますが、いかんせん動画データが乏しいため、画像を含めた完成までの動画になることでしょう。

予めごめんちゃいということでよろしくお待ち下さいませ。

おしまい

会所枡に蛇腹をブッ刺す

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